利用者様の中で、「お酒を飲みたいから買ってきて」とか「タバコを吸いたいから買ってきて」と言われることがあります。あくまで私たちの支援は利用者様の希望を全て叶えてあげる職業ではありません。ご本人の思いだけ聞いていると、身体状況の悪化や家族の思いに反してしまう場合があります。身内でもない私たち介護者が命に影響を与えることの判断はできません。しかし、利用者様の代弁者でもあることから、利用者様の思いをご家族や医師に伝える必要はあると思います。判断としては下記の理論が基本となる考え方ではないかと思います。
(平常時の判断基準)
医師の判断 > ご家族の判断 ⇒ 事業所介護者の実施
看取り期は変わるかもしれませんが、基本は上記の判断基準です。利用者様に丁寧に説明しご理解を頂きましょう。