先回の続きで、補助人が被補助人に説明や支出する金額の相談もなく被補助人の家のリフォームを施行指示を業者に出しました。退院してきた被補助人が自宅に行ってみると、第一声が「うわぁー、これはひどい。こんなはずじゃなかった。」でした。一見綺麗になった部屋でしたが、被補助人にとっては家族との思い出の家であったことからの言葉でした。きちんと被補助人に見積書を見せて説明しているものと思い被補助人に確認しましたが、相談や見積もりの説明は一切なかったとのこと。私はあらためて、弱い立場の人は制度の中に入っても弱い立場のままで良いように利用されるんだなと感じました。正しく支援されている方以外の支援者の方、大きくお金を使用する時やご本人の思いがある事項の場合はしっかり被補助人に説明や了承を得てから行うようお願いします。