外から「赤ちゃんの声が聞こえる。誰の赤ちゃんね?」と利用者様から聞かれことがありました。時間は22:00。赤ちゃんは外にはいません。夜間せん妄の中でも幻聴のようです。私は利用者様の居室から車いすに乗って頂きリビングにお連れしました。「赤ちゃんの声が聞こえたんですね。」と温かいお茶を利用者様へ出しました。そして「ところで明日ですが、大相撲の千秋楽のようですが結果を予想してみませんか?」と話しを切り替えてみました。利用者様は「それは照ノ富士よ。」と笑顔で話されました。しばらく相撲の話で盛り上がると、「そろそろ休もうかね。」と言われたため、お部屋にお送りしました。場所を変え⇒お茶でリセット⇒「ところで」と話しを楽しい話に変えるという王道パターンで乗り切りました。楽しいイメージで休んでいい夢を見ていただきたいものです。